イケフェス大阪2017 ~PART1~

今回「イケフェス大阪」というイベントへ行ってきました。

正式には「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」というイベントでして、大正から昭和初期に建てられた古い建築物で、今も現役で使用されている建築物=「生きた建築」が特別に一般公開されるというものです。今年は2017年10月28日と29日の2日間開催されました。

レトロ建築好きな方にとっては外観だけ見て回るだけでも十分楽しめる近代建築物なのですが、「イケフェス大阪」では普段関係者しか見ることができない内部も見ることができるほか、オーナーや関係者とも触れ合える?貴重な機会となっています。

ものによっては100年以上の歴史をもつ近代建築物は、それぞれの歴史があると言うだけで十分魅力的でロマンあふれる存在だと思うのですが、建てられた年代や建築主・設計者などの意向によって、現代の建築物にはない個性がそれぞれに感じられます。

今回「イケフェス大阪」のおかげで、関係される方々からお話を聞く機会があったのですが、その方なりの建築に対する熱い想いが感じられ、あらためてじ〜んと暖かい気持ちになりました。

近代建築物は 基本的に全て別注仕様の建物ですから、ある程度規格化された現代の建築物とは趣がかなり異なると感じます。寺社仏閣などと通じる唯一無二の存在であり、その地域の発展に貢献し、その地域の歴史の一部分をつくってきた貴重な存在ではないかと思います。

ちなみに今回使用したフィルムシミュレーションはクラシッククロームで、ホワイトバランスのほか、カラー・シャドウ・シャープネス・ハイライトトーンを微調整の上、カメラ内現像したものです。

 

 1.伏見ビル

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F4  SS:1/160  ISO:800 >

 

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 <X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F4  SS:1/200  ISO:800 >

1923年(大正12年)に建築された建物で、当初はホテルとして建てられた建物を前のオーナーがテナントビルに改装したそうです。優しい生成色の外観や三階の窓枠の上に施された装飾が可愛らしさを感じさせます。 

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F2  SS:1/60  ISO:800 >

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F1.4  SS:1/60  ISO:2500 >

建物内には写真のように花がたくさん飾られていました。エントランスに足を踏みいれると左右対称に階段が設置されているという贅沢さです。どちらの階段を使うか迷いますね。

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F 1.8 SS:1/500  ISO:800 >

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F2  SS:1/60  ISO:2000 > 

階段の手すりや窓枠までレトロです。階段と階段の間に部屋が規則正しく配置されておりホテルであったころの面影を感じます。

 

2.芝川ビル

 

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F2.2  SS:1/1000  ISO:800 >

 こちらは1927年(昭和2年)建築です。外壁部分の豪華な装飾が目を引きます。南米のマヤ・インカの装飾とのことです。

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F5.6  SS:1/100  ISO:800 >

イケフェスのペナント(旗)が掲げられています。角部分に唯一設けられているエントランス部分の豪華な装飾が荘厳な感じです。厳かな雰囲気の内部へと歩を進めます(^^♪

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F 1.4 SS:1/60  ISO:1250 >

 エントランスにあるプレートです。こちらもマヤ・インカ文明の装飾と思われます。よく見ると昔小学校の校庭で見た、トーテムポールの模様に似ている気がします。トーテムポールはインディアン?の北米系と思うのでマヤ・インカと通じる部分があるのでしょうか。

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F1.4  SS:1/60  ISO:1000 >

床から内壁、ドアの意匠まで見どころ満載です。一つ一つ見ていたら時間がぜんぜん足りませーん!

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F1.4  SS:1/60  ISO:1250 >

郵便受けもレトロでとってもおしゃれです。 

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F1.4  SS:1/200  ISO:800 >

芝川ビルにはこちらの帽子屋さんなどの店舗も入居されているので、普段でも内部を見学することができそうです。

 

3.大阪ガスビル

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F5  SS:1/500  ISO:800 >

つぎは大阪ガスビルです。こちら手前側は1933年(昭和8年)に建築された南館です。窓が大きく角が丸い形状をしています。

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F4  SS:1/125  ISO:320 >

こちらは1966年(昭和41年)に建てられた北館です。窓が小さく今のオフィスビルに少し近い感じがします。

 

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大阪ガスビルでは、見学者用にガイドツアーが設けられていました。こんな感じで、ある程度希望者が集まったら出発です!(´∀`)

 

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 大阪ガスの社員さんからガイドして頂けます。まずはロビーに掲示されているパネルを使って概要の説明をしていただきました。

御堂筋に面した東側には玄関口が設けられていないのは、建築当時まだ御堂筋が開通しておらず、北側と南側がメインストリートだったためということです。さすがは近代建築!御堂筋ができる前からあったとはすごい!

またこちらの大阪ガスビルは四方を道路に面している大きなビルなのですが、建築当時の社長がシカゴに視察に行った際に、ワンブロックワンビルディングのアメリカ仕様のビルのスケールの大きさに感銘を受けて、そのように構想されたとのことです。

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F1.4  SS:1/60  ISO:800 >

内壁は「トランバーチン」という希少な大理石で造られているとのことです。触った感じザラザラしていて、所々に穴などが空いており、たしかに天然の鉱物だという感じがしました。

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F7.1  SS:1/60  ISO:1250 >

ガスビル食堂です。平日のみ営業しているレストランで最上階にあるため御堂筋のビル群を見渡せます。昔はここから大阪城が見通せたらしいです。

こちらの大阪ガス食堂は平日だけの営業なので、サラリーマンの私はやや行きにくいのですが、いつか機会を設けて行ってみたいと思いました。ちなみに案内役の社員さんのお勧めはコンソメスープとのことでした(^^♪

 

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<X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F1.4  SS:1/200  ISO:800>

建築当時の窓からの風景です。

 

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 <X-Pro2+XF16mmF1.4R WR  F7.1  SS:1/100  ISO:800 >

 今の風景です。周りの建物が高くなっていますね。ちなみにアクロスにしてみました。

 

 ということで長くなってきましたので、今回はここまでです。次回他の建築物の様子も紹介したいと思います。

それではまた!